みなさん、こんにちは。
東区役所前エスト歯科です。
明日から9月ですね。
月が替わりますので、歯ブラシの交換をしましょう。
歯ブラシは月に1回交換することをお勧めしています。
「毎月1日に歯ブラシを交換する」と決めておけば、忘れず交換ができますよ。
さて、今回は『歯周病』に関するお話です。
歯周病とは、歯周病菌が歯を支える骨を溶かし、最後には歯が抜けてしまう病気です。
歯周病は静かに進行し、症状が出た時にはかなり進行しているため、
ご自身で早期発見することは難しいです。
早期発見をするためには歯科を定期的に受診し、チェックを受けることが必要です。
次のような方は、歯周病菌が増えたり、歯周病菌に対抗する力が弱まるため、十分な注意が必要です。
【1.喫煙者】
「喫煙者は歯周病のリスクが約5倍」というデータがあり、お口にとってマイナス要因しかありません。
また歯肉が硬く血行が悪くなるため、歯ぐきが腫れたり出血しにくくなります。
そのため見た目は腫れや出血がないので、歯周病に気付きにくくなります。
【2.薬の副作用】
薬によっては「唾液が出にくくなる」など、お口に影響のある副作用をもつものがあります。
唾液には、細菌やウイルスを退治してくれる作用があるため、
唾液が出にくくなることで歯周病リスクが高くなります。
【3.糖尿病】
歯周病は糖尿病の合併症のひとつとされていて、さらにお互いを悪化させる関係があります。
歯周病予防や治療をすることで、糖尿病の悪化を防ぎます。
【4.不十分な歯みがき】
歯みがきが不十分でお口に汚れが残っている方は、歯周病菌がお口の中で増殖してしまいます。
また歯ブラシだけでは約60%しか汚れが落とすことができません。
デンタルフロスや歯間ブラシなどを使い、歯と歯の間の汚れをしっかり落としましょう。
【5.口呼吸】
普段から口呼吸をする方は、口の中が乾燥しやすくなり、だ液が少なくなります。
だ液には抗菌作用や細菌を洗い流す作用がありますので、
だ液が少なくなると歯周病菌が増殖してしまいます。
【6.妊娠中・閉経前後】
妊娠中や閉経前後はホルモンの影響でお口のトラブルが増えます。
さらに歯周病に罹患している妊婦の方は、早産・低体重児出産のリスクを高めてしまいます。
十分に歯みがきをしていても、どうしても磨き残しが出てしまいます。
お口の中を健康に保つためには、定期的に歯科を受診しプロのチェックを受けることをお勧めします。
いくつになっても笑顔で豊かな食生活を送るためにも、一緒に歯周病予防を行っていきましょう。
最近歯科を受診していない方は、早めに受診してください。