みなさん、こんにちは。
東区役所前エスト歯科です。
2023年も残り2ヶ月ですね。
毎年この時期になると、1年があっという間だなと感じます。
年始に掲げた目標がある方、達成できていますか?
もう2ヶ月しかないではなく、まだ2ヶ月ありますよ。
ぜひ目標達成に向けて突き進んでくださいね。
年末を迎えるにあたり早めに大掃除をされる方も多いと思います。
「日頃からこまめに掃除をしていればこんなに汚れを溜め込まないのにな」
と思う方も多いと思います。
それは、歯のお掃除も同じことです。
普段からお口の中をきれいな状態にできていないと、お口の中の細菌がどんどん増え、
『歯周病』や『むし歯』のリスクが確実に高まります。
特にタバコを吸う方は、『歯周病』に対して十分な注意が必要です。
今回はタバコとお口の関係についてお話したいと思います。
歯周病は歯と歯茎の間に歯周病菌が入り込み、腫れや出血を伴いながら、
やがて歯を支える骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。
骨が溶けてしまうと、それに支えられていた歯が抜けてしまいます。
歯が抜けてしまう原因の第一位は、むし歯ではなく『歯周病』なんです。
歯周病の恐ろしいところは自覚症状がなく進行するので、
症状が出たときはかなり進行していることが多いです。
唯一ともいえる自覚症状は『歯ぐきの出血』。
もし、出血がいつまでも続いているようだと、歯を支えている骨が溶け始めている可能性が高いので、
今すぐにでも歯科に相談してください。
ところが、そんな唯一の自覚症状とも言える『出血』すら気づかなくさせるのが「タバコ」です。
タバコに含まれる有害物質は、歯茎の血流悪化を引き起こし出血をしにくくするため
歯周病に気付きにくくなってしまうのです。
また血流が悪いということは、細菌と戦う力が衰えることを意味しますので、
歯周病菌がどんどん増えていきます。
「気付いたころにはもう骨がすっかり溶けてしまっている」
喫煙者にはこうしたリスクがあることをしっかりと覚えておいてください。
このようにタバコは歯周病を悪化させますが、歯周病の悪影響は口腔内だけではありません。
歯茎から侵入した細菌が血管に入り全身にまわることで
・心臓疾患
・脳血管疾患
・認知症
・糖尿病
・がん
・早産
・低体重児など、
様々な病気に関わっていることが知られています。
このように、タバコは肺がんや歯周病だけでなく全身疾患を悪化させる引き金になり得るのです。
ある程度進行した歯周病にも喫煙は有効なので、ぜひチャレンジしてください。
禁煙をすると歯茎の状態が回復して、歯周病のリスクが下がります。
さらに、歯周病を予防することが全身疾患の予防になり、
ひいては健康な人生をおくることにもつながっていきます。
歯周病を早期発見するためには、歯科を定期的に受診することをお勧めします。
歯周病菌のすみかになる歯石を取り除いたり、タバコによる歯の着色を取り除いたりすることもできます。
禁煙はもちろんですが、ぜひ歯科の受診をお願いします。