みなさん、こんにちは。
東区役所前エスト歯科です。
まだまだ寒い日が続いていますが、お元気に過ごされていますでしょうか。
北京オリンピックもあと数日で終了します。
昨夜のカーリング女子のアメリカ戦は、最後まで目が離せない展開で、
選手たちの諦めない気持ちに感動しました。
ぜひ今日も勝って、決勝トーナメントに進出してほしいです!
さて本日は『歯の神経』についてお伝えしたいと思います。
みなさんは歯医者さんに行って、「歯の神経をとりましょう」と言われたことはありますか?
歯の神経をとるってどういうこと?と思われた方もいるかと思います。
むし歯が進行すると、歯の表面のエナメル質やその中の象牙質まで穴が開いてきます。
象牙質までむし歯が進行すると、冷たいものがしみたり痛みを感じたりします。
さらにむし歯が進行すると、その下の神経(歯髄)まで広がっていきます。
ここまでくると激しい痛みを伴います。
歯髄までむし歯が感染すると、その感染した歯髄を取らなければなりません。
歯髄には様々な刺激を脳に伝える神経の他に、無数の毛細血管やリンパ管などが通っています。
この毛細血管は、歯に栄養と酸素を送る大事な役割を担っています。
歯髄を失うことにより歯を抜く必要はありませんが、栄養が行き渡らない分、
神経を取った歯は欠けたり割れたりしやすくなってしまいます。
また神経がなくなることにより痛みを感じにくくなり、
再度むし歯になったという自覚症状がなく、気付いたときにはかなりむし歯が進行してしまっています。
そして歯の艶を失い、色が変色してくることがあります。
ちょっと歯が痛いな、冷たいものがしみるな、など、自覚症状がありながら放置するのはとても危険です。
歯髄の治療については、いかに唾液など口腔内の細菌を
治療する根の中に入らないようにするか、がカギになってきます。
ですので、当院では『ラバーダム防湿』というゴム製のシートをかぶせ
治療する歯のみをシートの上に出し治療を行います。
細菌感染を防止することで再発のリスクを下げ、クリーンな環境下で治療が行えます。
海外の歯科医院では使用率が高いラバーダム防湿ですが、
日本で使用している歯科医院は、10%以下だと言われています。
装着すると治療する歯に圧迫感があったり、息がしづらいと感じることもあるかと思いますが、
感染リスクを下げるため、歯を守るためには非常に重要なことなのです。
むし歯が進行しないよう、日々の歯みがきを丁寧に行うのはもちろんですが、
気になることがあればぜひご来院ください。