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痛い!知覚過敏ってどうして起こるの?

みなさん、こんにちは。
東区役所前エスト歯科です。

7月、暑い日が続くようになりましたね。
今年の夏も例年より暑くなる見込みのようですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

暑い夏には欠かせないアイスクリームやかき氷、ビール…
こういったものを食べたり飲んだりするときに、歯にしみたり、痛みを感じることはありませんか?
それはもしかしたら「知覚過敏」かもしれません。

今回は「知覚過敏」についてお話していきます。
 
知覚過敏とは、
”歯ブラシの毛先が触れる、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状”を指します。(日本歯科医師会HPより引用)
 
しみる原因として、
本来エナメル質の内側にある象牙質が、何らかの影響で露出してしまっていることが考えられます。象牙質は象牙細管という無数の穴があいており、その穴を通って神経を刺激することによって、しみる症状や一過性の痛みを引き起こすのです。

象牙質が露出してしまう原因は何でしょうか?
大きく3つの原因があります。
① 歯が欠けている、割れている
② 歯が溶けやすい物ばかり食べている
③ 歯ぐきが下がっている

 
①~③について、それぞれ詳しくみていきましょう。
 
① 歯が欠けている、割れている

歯の外側のエナメル質が、食いしばりや歯ぎしり等の強い力で欠けたり割れたりしてしまうと、象牙質の露出に繋がります。
寝ている間は誰しもが食いしばりをしていると言われており、約100~250kg程度の力がかかっているとされています。食いしばりや歯ぎしりから歯を守るには、マウスピースの作成と装着が有効です。
 
② 歯が溶けやすい物ばかり食べている

口腔内が食事により酸性に傾くとエナメル質のカルシウムやリンが溶け出す「脱灰」が起こり、唾液の作用でカルシウムやリンがエナメル質に戻ることを「再石灰化」と言います。通常はこのバランスが保たれていますが、酸っぱい物を長時間食べ続けることにより脱灰がすすみエナメル質が溶け出してしまうのです。酸っぱい物だけではなく胃液も歯を溶かしてしまうため、嘔吐を繰り返す人や逆流性食道炎の方にも多く見られます。
 
③ 歯ぐきが下がっている

歯周病の症状の一つに歯ぐきが下がる症状が挙げられます。
歯ぐきの下に埋まっている部分は、エナメル質で覆われていないので、歯ぐきが下がることによって象牙質が露出します。また、ブラッシング圧が強すぎると歯ぐき自体が削れて象牙質が露出します。力の入れすぎには注意しましょう。
 

歯がしみる症状は日常生活に支障をきたすようなつらい症状です。むし歯の可能性ももちろんあるので、まずはお近くの歯医者さんで相談してみることをお勧めします。暑い夏は冷たい食べ物飲み物で乗り越えましょう!

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