みなさん、こんにちは。
東区役所前エスト歯科です。
日に日に寒さが増していく今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
大通公園ではイルミネーションやミュンヘンクリスマス市が始まりましたね。
私は寒いのは苦手ですが、澄んだ空気の中キラキラした街並みを歩くのはワクワクします。
そんな北海道の寒い冬、
温かい飲み物を口にした瞬間、ズキッと走る痛みを感じたことはありませんか?
この痛みの正体は「知覚過敏」かもしれません。冬は、知覚過敏が特に悪化しやすい季節なのです。
今回は、冬と知覚過敏の関係性や、その対策について詳しく解説していきます。
【なぜ冬に知覚過敏が悪化するの?】
知覚過敏とは、歯の表面のエナメル質が薄くなり象牙質が露出することによって、
冷たいものや熱いもの・酸っぱいものなどに対する刺激に過敏に反応してしまう状態を言います。
冬に知覚過敏が悪化する主な原因は、以下の通りです。
<温度変化>
寒暖差が激しい冬は、冷たい空気を吸い込んだり温かい飲み物を飲んだりする機会が増えます。
これらの刺激が歯の神経を刺激しやすくなります。
<乾燥>
冬は空気が乾燥しやすく、お口の中も乾燥しやすくなります。
唾液の分泌が減ると歯を保護する働きが弱まり、知覚過敏が悪化する可能性があります。
<血行不良>
寒さによって血管が収縮し血行が悪くなると、
歯への栄養供給が不足し歯が弱ってしまうことがあります。
【冬の知覚過敏対策】
冬に知覚過敏に悩まされないためには、以下の対策が効果的です。
<歯磨き>
正しい歯磨きを心掛け、歯垢や歯石をしっかりと落としましょう。
歯ブラシの毛先は柔らかく、歯に優しいものを選び、強く磨きすぎないように注意しましょう。
<フッ素の活用>
フッ素は歯の表面を強化し、知覚過敏を予防する効果があります。フッ素配合の歯磨き粉や
マウスウォッシュを活用したり、歯科医院でフッ素塗布を受けるのもおすすめです。
<冷たいものの摂り方>
冷たい飲み物や食べ物を一気に口にせず、少しずつ口にするようにしましょう。
ストローを使うのも良いです。
<乾燥対策>
部屋を加湿したり、こまめに水分を補給したりして、口の中を乾燥させないようにしましょう。
<歯周病の予防>
歯周病は、歯がぐらついたり歯肉が腫れたりするだけでなく、知覚過敏の原因にもなります。
定期的な歯のクリーニングを受け、歯周病を予防しましょう。
<歯科医院での治療>
知覚過敏がひどい場合は、歯科医院で治療を受けることをおすすめします。
歯科医師が原因を特定し、適切な治療法を提案いたします。
【知覚過敏予防のためにできること】
知覚過敏は一度なってしまうと完全に治るものではありませんが、適切なケアを行うことで
症状を軽減させることができます。日頃から、ぜひ以下のことに気をつけてみてください。
★歯ぎしりや食いしばりの習慣がある人は、マウスピースの使用を検討しましょう。
★硬いものを噛む習慣がある人は、柔らかいものを食べるように心がけましょう。
★歯ブラシの選び方を見直しましょう。
硬すぎる歯ブラシは、歯のエナメル質を傷つけてしまう可能性があります。
【まとめ】
冬は寒さや乾燥など、知覚過敏が悪化しやすい要因がたくさんあります。
正しいケアを行うことで、知覚過敏の症状を軽減させることができます。
もし歯がしみたり痛んだりする場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。